【こんな症例も治りますシリーズ 774】 『 ウサギさんの食欲不振を伴う、横隔膜ヘルニア 』も適切な診断と治療で治します

↑ 上の写真は、このウサギさんの側方から写したレントゲン像です。

◆ 左側の胸腔内に肺炎の様なレントゲン像が見えますが、CT検査では『 横隔膜ヘルニア 』と診断されました。

◆ やや中央より左側の部分に、食滞像があります。 食欲不振はこれが原因でした。

 

ウサギ 6歳 メス(未避妊手術)

 

 

 

【 食欲不振 】とのことで来院されましたウサギさんです。

 

 

 

◆◆ レントゲンを撮影したところ、お腹にガスがたまっているだけでなく、『 胸腔内の一部が白くなっている 』ことが分かりました。

 

 

■ 飼い主様が精査を希望されたため、CT検査の撮影をすると『 お腹の中の脂肪の一部が横隔膜を越えて胸腔に入り込んでいる 』ことが分かりました。

 

 

 

 

★★ ウサギの横隔膜ヘルニアは、先天的なものの他に、外傷や加齢により後天的に発生する事があります。

 

 

■ 今回は呼吸は安定しており、ウサギの呼吸器の手術はリスクが高いため経過観察として、食欲不振の治療を行い、今では食欲も回復しました。

 

 

■ レントゲンだけでは分からない事も、CT検査の撮影をすることで正確な診断をすることができます。

 

 

■ また性格が穏やかなウサギさんは、麻酔をかけないで、動物に負担をかけることなくCT撮影を行うことが出来ますので、気になる症状がある場合はご相談下さい。

 

◆ 一つの病院内だけで、しかもワンストップで迅速に『 診断 』できるのは、動物さんも飼主様も移動やスケジュール調整のストレスも無くて、皆さんに喜ばれています。

 

 

 

 

★★ CT検査ですと、ウサギさんの胃捻転、肝葉捻転など、珍しいが死に至る可能性が高い病気を早期に診断出来ます。

 

 

 

★★ 次の治療へのアクションが早くなりますので、助かる命を大切にしたい、とお考えの飼主様が積極的にCT検査をされます。

 

 

 

◆ お問合せいただければ、回答を申し上げます。

 

 

 

 

 

獣医師 長谷川哲英

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